色覚に関して

2018年5月16日

色覚に関して

色の見え方が周囲と異なる状態を色覚異常と言います。
色覚異常には、先天性のものと後天性のものに分けられます。
今回は先天色覚異常について少しご紹介したいと思います。


先天色覚異常は生まれつき周囲と色の見え方が異なることを指し、男性の約5%、女性の約0.2%の割合でみられると言われています。
先天色覚異常の見え方は周囲と同じようにカラフルに見えていますが、色によっては混同しやすく感じます。
例えば、赤と緑は色の程度や背景によって混同しやすく、対象物が小さいほど似た色に見える場合があります。
先天色覚異常では周囲も自分と同じ見え方をしていると思い、学校の色覚検査で初めて色覚異常と発覚することもあるかと思います。

色覚異常に関しては誤解や偏見が少なからずあることから、2003年から2015年までは学校健診での色覚検査の実施を義務から任意へと変更になりました。
その対象の方の中には就職活動で初めて色覚検査を受け、色覚異常を指摘されたことで進路を変更することになった方もいらっしゃるかと思います。
現在、鉄道運転手や航空管制官は色覚異常があるとなることができません。
また、警察官や自衛官などは色覚異常の程度によっては就職できない場合があります。
進学や就職を考える上でも前もって色覚検査は受けておいた方がいいでしょう。

2016年からは小学校での学校健診で色覚検査が再度義務化されました。
学校で受ける色覚検査はスクリーニング検査であるため、そこで異常の疑いがある場合は眼科でより詳しい検査を受ける必要があります。
当院では3種類の先天性用の色覚検査を行い、正常か異常か調べることができます。
色覚異常の分類や程度判定だけでなく、確定診断が必要な方は他院へご紹介いたします。
ご希望の方はお電話でのご予約をお勧めいたします。

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